新英米文学会の特徴の1つに、同じ規模の学会に比べて、研究会の数の豊富であることが挙げられるでしょう。
年7回開催する月例会のほかに、テーマごとに開催される小研究会があります。興味があるテーマや作家が会員の中で話題に上がったら、気楽に集まり、精力的な読書と自由な議論を展開しています。活動の詳細は参加メンバー次第、といった気の置けない雰囲気の研究会ばかりです。ぜひご参加ください。
参加ご希望の方は、事務局に詳細をお問い合わせください。
2013-2014年度 小研究会活動報告
関西例会
例会の回数:6回(2012年10月28日/2013年1月27日/2月24日/3月24日/4月28日/6月16日)
会員数:関西在住総会員約30名のうち、例会への平均参加人数は約4 人
通例の活動場所・日程:高槻市立総合市民交流センター、10月、1月~4月の第4日曜日と6月の第3日曜日
使用テキスト:大会で取り上げる予定のデフォー作品と、リーダー論文
主な活動内容:今年は『ロビンソン・クルーソー』とリーダー論文を読みました。
[ 代表者:新屋敷健 ]
高知・英語文学研究会
例会の回数:平均1.5~2か月に1回
会員数:10人程度
通例の活動場所・日程:高知県立大学永国寺キャンパス2階会議室、土曜日13‐16時(第何週になるかはメンバー間の都合を調整して決定)
テキスト:The First Lady Chatterley’s Lover by D. H. Lawrence
主な活動内容:毎回平均2人のレポーターが、それぞれ割り当てられたテキストの1~2章分について会員に配布されたレジュメに基づく約20-30分の発表を行なった後、質疑応答となる。7月5日の会で今までのテキストNever Let Me Go by Kazuo Ishiguroは読了となり、次回9月からは、The First Lady Chatterley’s Lover by D. H. Lawrenceをテキストに読み進める予定。毎回、休憩時間やレポーターの発表後には、会員持参のお茶・菓子を食しながら、話はテキストに触発された会員の個人的体験から現代の社会・文化問題まで広がることも多く、メンバーどうしが、新英米文学会の会員であるなしに関わらず、他者と出会える貴重な場となっている。
[ 代表者:青木晴男 ]
英国フェミニズム研究会
例会の回数:1月と8月を除く10回
会員数:1 5名
通例の活動場所・日程:東京ウイメンズプラザ、場所が確保できた日曜日の午後
使用テキスト:昨年度はElizabeth Bowen , The Death of the Heartを読んだ。新年度は未定
主な活動内容:毎月の例会では、レポーターによる発表と質疑応答。1月に新年会を開き、交流を深める。
[ 代表者:秋山家子 ]
フェミニズム小研究会
現在、休止状態です。
[ 代表者:衣川清子 ]
18世紀英文学小研究会
例会の回数:2回 (2013年 1月、3月)現在休会中
会員数:8名
通例の活動場所・日程:未定
テキスト: 未定。8月新英文学会後、会員と相談にて決定する。現在候補書「モル・フランダース」「ロクサーナ」
[ 代表者:松本節也・吉田俊実 ]
マードック読書会
例会の回数: 10回
会員数:8名
通例の活動場所・日程:日本大学経済学部7号館7072・原則毎月最終土曜日2時半時から4時半
使用テキスト: Iris Murdoch, The Black Prince
主な活動内容:マードック作品を味わい、楽しむことが目的。毎回、約20ページ読み進んでいる。レポーターによる発表の後、感想を話し合う。例会後、交流を深めている。
[ 代表者:大槻美春 ]
黒人文学研究会
例会の回数:10回
会員数:常時参加は5 ~ 6名
通例の活動場所・日程:池袋の喫茶店「伯爵」、毎月第1土曜日15時~
使用テキスト:引き続きSusanne W. Jones, ed. Growing up in the Southに掲載の短編を読んでいます。
主な活動内容:レポーターが1文ずつ読み上げ、訳すかたちで精読しています。
[ 代表者:衣川清子 ]
若手研究会
例会の回数:1~2ヶ月に一回程度
会員数:6名
通例の活動場所・日程:都内の喫茶店、主に毎月第2土曜日
使用テキスト:「パフォーマンス研究」に関するもの
主な活動内容:理論研に向けてメンバーの関心のあるテクストを解題し、議論しています。
[ 代表者:杉本裕代 ]
アメ労2読書会
例会の回数:2ヶ月に1回程度
会員数:約30名(各回の出席者は10名程度)
通例の活動場所・日程:東洋大学/不定期(だいたいは日曜日午後2時から6時)
使用テキスト:そのつど選定
主な活動内容:『文学・労働・アメリカ』を刊行したNeal Project「アメ労」メンバーが第2次研究プロジェクトとして立ち上げた「アメリカにおける革命と文学」というテーマに関連する研究書の読書会
その他:研究プロジェクト参加希望者は、連絡先を届ければ、活動予定、テキストなどについてそのつど知らせを受けることができる。
[ 代表者:村山淳彦 ]
E・M・フォースター研究会
例会の回数: 5回
会員数:15名、例会への平均参加人数は8名。
通例の活動場所・日程:共立女子大学本館 1402大学院演習室にて。ほぼ隔月。第四金曜日、18時より。但し、次回11月から会場は学習院大学に変わります。
使用テキスト: Wendy Moffat著の伝記E.M.Forster: A New Life を6月についに完読。The Journals and Diaries of E.M. Forster, Vol .3. (2011)とMoffatの批評論文など。次回はArctic Summer におさめられたフォースターの短編とウルフの短編を比較検討する予定です。
主な活動内容: 上記の本をレポーターが解説し、その後ディスカッションをしています。新しい参加者を歓迎しております。
[代表者:松井恭子]